ED治療薬といえばバイアグラ(Viagra)を思い浮かべる人は多いでしょう。
バイアグラは世界でもっとも知名度の高いED治療薬です。
1998年にアメリカのファイザー(Pfizer)社が発売したところ爆発的なヒットを実現しました。
バイアグラはこれまでに2500万人以上のED患者に処方されてきたといわれています。
日本では処方箋医薬品として、ED治療を専門とする病院・クリニックで処方されていますが、個人輸入という方法で通販サイトを通して購入することも可能です。
目次
バイアグラの購入方法
バイアグラの購入は病院処方だけではありません。
バイアグラが欲しいけれど、病院に行くのを何となく躊躇してしまったり、そもそもバイアグラを扱っている病院がどこにあるのかさえ知らないという男性は少なくないでしょう。
バイアグラを飲んでみたいけれど購入方法がイマイチわからないという方のために、バイアグラの購入方法について詳しくご紹介します。
バイアグラの購入方法には2通りある
バイアグラは日本国内において、薬機法(従来は薬事法と呼ばれていた)という法律のもと、医師の診断・処方箋が必要となる処方箋医薬品に指定されています。
つまり、国内でバイアグラを購入するには医療機関を受診して医師の診断をうけた上で、医師が必要だと判断した場合に処方箋が発行され、それをもって手に入れることができるのです。
ただし、個人的な使用に供することを前提として、バイアグラを外国から輸入することが可能です。
一般の個人が自分で使用するために輸入する場合には、(中略)税関の確認を受けたうえで輸入することができます。
輸入者自身が自己の個人的な使用に供することが前提ですので、輸入した医薬品等をほかの人へ売ったり、譲ったりすることは認められません。
ほかの人の分をまとめて輸入することも認められていません。
医薬品の個人輸入では、原則として地方厚生局に必要書類を提出して承認を得る必要があるのですが、一定の範囲内であれば税関を通すだけで輸入できるようになっています。
バイアグラを個人輸入する方法
バイアグラを個人輸入で入手するには、自分で海外のメーカーに発注をかける必要があるのですが、バイアグラを販売しているメーカーを自分で探し出す必要があります。
その上英語などの外国語で意思疎通ができていなければいけませんし、支払い方法も限られてくるでしょう。
そのような面倒な工程を省いてバイアグラを海外から取り寄せるには、通販サイトを利用するのが良いでしょう。
バイアグラを通販サイトで購入するには、バイアグラの注文を受け付けている通販サイトで注文をします。
バイアグラをはじめ海外製医薬品が注文できる通販サイトは、個人輸入の代行を手掛けている会社が運営しているもので、ネットで検索すると複数見つけることができるでしょう。
通販サイトでバイアグラを注文して代金を支払うと、サイト側が代わりにメーカーに発注をかけ、指定の住所に発送されるように手配してくれます。
なお、バイアグラをAmazonや楽天などの一般的な通販サイトで検索する方がいるのですが、Amazonや楽天は医薬品の個人輸入を代行する通販サイトではないので、バイアグラを注文することはできません。
通販サイトでバイアグラを買うときの手順
1. 医薬品の個人輸入代行の通販サイトにて、検索窓で「バイアグラ」と入力して検索。
2. 検索結果に表示されたバイアグラの画像をクリックしてバイアグラの商品ページにアクセス。
3. セット内容が複数あるので、ご希望のセット内容の欲しい個数を選んで「カートに入れる」ボタンをクリック。
4. ショッピングカート内の情報で問題なければ「レジに進む」ボタンを押して配送先を入力。
5. 最終確認のページで情報に誤りがないか確認し、支払い手続きを完了させる。
6. 発送が完了した旨のメール内で追跡番号を確認。
7. 商品を受け取る。
バイアグラを医療機関で処方してもらう方法
個人輸入ではなく国内でバイアグラを購入したいという場合には、医師に処方箋を出してもらわなければなりません。
バイアグラは日本国内の病院ならどこでも処方してもらえるわけではなく、ED(勃起不全)治療を専門としている病院・クリニックや泌尿器科を受診する必要があります。
ここで注意しておきたいのが、バイアグラはあくまで勃起障害を改善するためのお薬で生活改善剤(QOL改善薬)であって、催淫剤や性機能増進剤ではないということです。
EDではないけれど遊び感覚で使用したいという理由で受診しても、医師は処方箋を出さない可能性があります。
医師の診察・診断を受け、EDである、またはEDの疑いがあると判断された上で処方箋が出されます。
なお、既往歴や服用中のお薬によってはバイアグラの服用が禁止されている場合があるので、受診の際にはきちんと伝えましょう。
ED治療を行っている病院(クリニック)はネットで検索するとたくさん出てきますが、地方にお住まいの場合、アクセスしやすい病院(クリニック)を探すのが難しい場合があります。
とはいえ近隣で通院するとなると知り合いに遭遇してしまう可能性があり、誰にも知られたくないと考える人にはオススメできません。
施設によっては、患者が気負わずに受診しやすいように男性スタッフのみが働いているところやネット予約が可能なところも。
ロケーションでなく、病院(クリニック)の特徴なども加味した上で通院先を決めると良いでしょう。
バイアグラの相場、通販と医療機関ではそれぞれいくら?
バイアグラの値段は病院(クリニック)に処方される場合と通販サイトで購入する場合とで価格が大分異なります。
病院処方では、病院(クリニック)がメーカーから仕入れて患者に販売するので、卸値に仕入れ値や売値などが加算されて、その結果高い値段になってしまいます。
実際の値段は病院やクリニックによって若干の差はありますが、個人輸入での相場に比べてみてみましょう。
個人輸入代行 | クリニック | 病院 | |
---|---|---|---|
1錠の相場 | 1,200円~1,500円/50mg 1,300円~1,600円/100mg |
1,300円/25mg 1,500円/50mg |
1,200円~2,700円/25mg 1,300円~2,800円/50mg |
1箱の相場 | 4,800円~6,000円/50mg×4錠 5,200円~6,400/100mg×4錠 |
5,200円/25mg×4錠 6,000円/50mg×4錠 |
4,800円~10,800円/25mg×4錠 5,200円~11,200円/50mg×50mg |
送料 | 無料~1,000円 | なし | なし |
診察料 | なし | 0円~3,000円 | 0円~5,000円 |
再診料 | なし | 0円~2,000円 | 0円~4,000円 |
到着 | 1~2週間程度 | 当日 | 当日 |
薬代やその他の費用を合算すると、やはり通販サイトを通して購入する方がコストを抑えることができます。
ここで、病院ではED治療は保険適用されて自己負担額は減るのではないかと思う方がいるでしょう。
病院ではED治療は基本的に保険適用外となります。
健康保険証を提示しても保険は適用されることなく全額自己負担となりますのでご注意ください。
なお、表には記載していないもので、クリニックや病院で場合によっては検査料や説明代金などが別途請求されて、相場よりも高くなってしまうことがあります。
病院やクリニックでのバイアグラ相場に対して個人輸入代行の通販サイトでは、基本的にお薬代と送料のみでバイアグラが購入できるようになっています。
通販サイトでの薬代の相場は病院と比較すると格安で、とにかく格安でバイアグラを購入したいという方は、通販サイトからの購入をお勧めします。
ちなみに、日本で正規販売されているのは25mgタイプと50mgタイプのみですが、国内で販売許可が出ているのは50mgまでです。
100mgを入手するには個人輸入代行の通販サイトを利用する必要があります。
表を見てわかるように、50mgと100mgでは成分量が2倍でも価格差はそれほどありません。
なので、通販サイトでバイアグラを購入する際に100mgのタイプを購入して、服用時に1錠を分割して25mgまたは50mgとして服用するとコストパフォーマンスが上がります。
100mgを丸々服用すると成分量が多すぎて日本人の体格にはオーバーパワーでしょう。
成分量が多い分効き目は強くなりますが、その分副作用のリスクも高まります。
バイアグラ通販サイトのメリットとデメリット
通販サイトでバイアグラを購入すると、先に述べたように薬代と送料だけ支払えば手に入るので、医療機関と比べて安く買うことができます。
その一方で、バイアグラを個人輸入で購入することは多少の不便さやリスクも伴います。
バイアグラ通販サイトのメリット
メリット1:医療機関で処方してもらう場合より費用が安い
先に述べたように、医療機関でバイアグラを処方してもらう場合、薬代のほかに診察代などの費用が加算されて高くついてしまいます。
それに対し個人輸入では基本的に薬代と送料のみかかり、場合によっては送料が無料になることもあるのです。
医療機関で処方してもらうと通院費も必要になります。
通販サイトでは病院やクリニックに足を運ぶ必要がなくなるのでその分のお金も節約することができるのです。
バイアグラは日本国内で購入すると25mgでも1錠1,000円を上回ります。
薬代だけで1回の服用でかかるお金がそれだけするのに、診察料なども払うのがもったいないと思っている方にとっては、やはりコストが抑えられる通販サイトが魅力的でしょう。
メリット3:時間を節約できる
通販サイトを通してバイアグラを購入すると経済的なコストを抑えるだけでなく時間の節約にもなります。
処方箋を出してもらうには病院(クリニック)まで行って医師の診察を受ける必要があるのです。
そうなると通院時間や診察を受けるまでの待ち時間、さらに会計を済ませて帰宅するまでの時間が必要です。
仕事が忙しくて医者にかかる時間が取り辛い方ほど、スマホやパソコンひとつで簡単にバイアグラを注文できる通販サイトは利便性が高いと言えます。
メリット2:誰にもバレずにバイアグラを購入できる
病院やクリニックでは医師やスタッフはもちろん、他の患者さんなど必ず誰かに遭います。
受診するとたまたまそこに知り合いに遭遇してしまったという可能性はないとは言えません。
都会の医療機関ではそのリスクは低いかもしれませんが、地方の病院だと心配になるかもしれません。
通販サイトでバイアグラを購入する際は処方箋が不要で医療機関を受診する必要がないため、知り合いに遭遇する心配がゼロになります。
バイアグラ通販サイトのデメリット
バイアグラのオンライン注文では病院(クリニック)では得られないメリットがあるのですが、反対に通販サイトを利用することで発生するデメリットもあるのです。
デメリット1:100%自己責任
バイアグラは日本国内で購入する場合、処方箋が絶対に必要です。
処方箋があるということは、医師の判断のもと服用しているということなので、万が一副作用などで健康に害が及んだ場合には「医薬品副作用被害救済制度」によって給付金を請求することができます。
しかし、個人輸入という形で通販サイトから購入する場合は処方箋がないので、副作用によって健康被害が起こった時にはそのような救済を受ける資格がありません。
通販サイトでバイアグラを含む医薬品を買う際は、どのような事態になっても自己責任であることを知っておきましょう。
デメリット2:詐欺に遭う可能性がある
個人輸入代行の通販サイトを運営している業者は数多く存在していますが、中には悪質な業者もいます。
彼らは自分たちが利益を得ることだけを目的としており、偽物の錠剤を販売したり前払いで振り込まれた代金を受け取ったまま発送手続きをしないといった詐欺行為を繰り返しているのです。
インターネットの検索エンジンでバイアグラの注文を受け付けている通販サイトを探すとごまんと出てくるのですが、信頼できるサイトとそうでないサイトを見分けることが重要です。
デメリット3:商品を受け取れない可能性がある
通販サイトでバイアグラを購入するには、会員情報を自分で入力・登録する必要があります。
その際に住所を打ち間違えてしまうと、せっかく購入して発送されても本来の住所に届けられず、海外のメーカーに返送されてしまうのです。
また、郵便局から配達されるときに不在だと不在票がポストに入って郵便物は郵便局にて保管されます。
保管期間内に郵便局で受け取るか、再配達依頼をして持ってきてもらわないと、そのまま海外に返送されてしまうのです。
ネットで気軽にバイアグラを注文・購入できるのが通販サイトのメリットですが、きちんと受け取れるように気を付けなければいけないのは少々面倒かもしれません。
安全な通販サイト選びのポイント
バイアグラをいざ通販サイトで買おうと思っても、テキトーに選んだ通販サイトが悪質業者によるものだとしたら損をしてしまうことになります。
良質なバイアグラを活用するためには、安全な通販サイトの選び方を身につけることが大切。
サイトを探す際に注意すべき点をピックアップしたので、ぜひ一度チェックしてみてください。
他サイトと比較して明らかに安すぎるのは危険!
相場の一回りも二回りも安いバイアグラは、偽造品の可能性が高いです。
バイアグラの偽造品は意外と多く出回っており、それを本物といつわって販売したことで逮捕された業者も実際にいます。
偽造品は中国やタイなどで粗悪な環境の工場で作られていて、人体に危険を及ぼす添加物が含まれている可能性もあります。
ネット上で激安のバイアグラを見つけても、偽薬である可能性があるので買わないようにしましょう。
特定商取引(会社概要)の情報は正確?
通信販売を行う際には、特定商取引法にしたがって氏名等の明示が義務付けられています。
それをきちんと守っている通販サイトであれば、サイト内に「特定商取引の記載」といったページが設置されており、会社名や会社の住所などが細かく記載されています。
公開されいる住所をグーグルマップで検索してみるのも◎
怪しげな番地や立地、明らかに建物がないような場所の場合、そのサイトは避けておくのが無難です。
特定商取引の記載がないサイトは論外。身元がバレては困るほどの悪質業者と判断してよいでしょう。
支払い方法にクレジットカードの選択肢
クレジットカードは現金取引とは違って、一旦支払いを立て替えたうえで引き落としを行う信用取引。
支払う人(カードオーナー)はもちろん、カード決済を導入する会社(店)に対しても厳しい審査が行われます。
医薬品通販サイトだけでなく、今やほとんどの通販サイトがクレジット決済を導入しています。
もしクレジット決済ができないサイトがあれば、あまり信用しないほうが良いかもしれません。
問い合わせ窓口があるか
メールや電話での問い合わせ窓口が設置されている通販サイトであれば、何かトラブルが起こった際にすぐ対応してくれます。
逆に問い合わせ対応ができる体制がないサイトは、偽物のバイアグラを送ってきたり、代金を振り込んでも発送されない場合に無視されることがあるかもしれません。
ただし、メールだけで問い合わせを受け付けているのも要注意です。
メールだと問い合わせが来ても無視しやすいので、ちゃんと電話番号を公開しているサイトを選びましょう。
ユーザーからの評価が高いサイトを選ぶ
使ってみようと思うサイトが見つかったら、ツイッターや個人ブログ、掲示板サイトなどでサイト名を検索してみるのがおススメ。
実際に個人輸入してみた人、通販で買ったバイアグラを飲んでいるという人の声が重要な判断材料になります。
トラブルが起こっているサイトは、悪評ばかりが目につくはず。
ユーザーからの評判がいいサイト、リピーターがついているサイトなら、安心して利用できますね。
バイアグラってどんな薬?
バイアグラは1998年にアメリカで発売された世界で最初のED(勃起不全)治療薬です。
バイアグラの歴史
欧米ではそれ以前にも性機能障害に対する認識は高かったのですが、性機能障害に関する統計などはなく、性に関することなので表に出る話題ではなかったことから、製薬会社が性機能障害を改善する薬を開発することはありませんでした。
しかし、アメリカのファイザーが突破口を開くようにバイアグラを開発し、1998年3月に米食品医薬品局(FDA)によって承認されました。
実はバイアグラに含まれる有効成分はもともと狭心症の治療薬を開発するために研究されていたのですが、狭心症の治療薬としては効果的でないと判断されてしまいました。
しかし実験に参加していた患者に勃起を促進する作用が起こっていたことから、勃起不全を改善する薬として研究が進められた結果、バイアグラが誕生したのです。
アメリカ国内での発売からバイアグラは瞬く間に世界中で話題沸騰し、日本でも多くのメディアに取り上げられ、個人輸入で入手する人が多かったようです。
日本では当時バイアグラの特徴や併用禁止薬などの知識が浸透していなかったため、個人輸入で入手したバイアグラを飲んで腹上死してしまうケースが何件も起こりました。
それから日本の厚生労働省でバイアグラの審査が異例の速さで進み、1999年にファイザーの日本法人から医療機関向けに販売開始されたのです。
それ以降、バイアグラはED治療を行っている病院やクリニックで処方されており、勃起に関する悩みを抱えている男性患者の強い味方になっています。
ちなみに、バイアグラが発売されてから他の製薬会社が別の成分を配合したED治療薬を開発し、現在ではジェネリック医薬品も数多く登場しています。
バイアグラの成分とその作用
バイアグラの有効成分はシルデナフィルクエン酸塩(Sildenafil citrate)というもので、もともと狭心症の治療薬として開発されていたのがEDを改善する効果が発見されて以降、勃起障害を改善する薬として使用されはじめました。
性的刺激を受けると陰茎の神経や血管の内皮からNO(一酸化窒素)が放出され、サイクリックGMP(cGMP)という血管を拡張する物質が出て勃起が起こるようになっています。
時間が経つとホスホジエステラーゼ5(PDE5)という酵素によってcGMPが分解され、勃起が治まります。
ところが何らかの原因でPDE5の働きが増強されることで、勃起が起こらなくなったり持続できなくなったりするのです。
シルデナフィルはこの酵素の働きを阻害することによって、ペニス周辺の血流を良くして勃起を促す作用を持っています。
バイアグラの効果
勃起障害がある場合、バイアグラを服用すると30分~1時間ほどで効果が現れ、強い勃起力を発揮します。
効果の持続時間は5~6時間ほどとなっています。
注意しておきたいのが、バイアグラは飲むだけで勝手に勃起が起こるという薬ではありません。
性的興奮作用や性欲増進作用がないので、あくまで性的刺激を受けた時の勃起を促進する薬だと考えてください。
バイアグラの飲み方
バイアグラは性交時の約1時間前に水で服用します。
水がない場合はお茶や清涼飲料水でも問題ないといわれています。
ただし、牛乳など脂肪分が含まれる飲料は避けてください。
バイアグラ錠には25mg、50mg、100mg(国内の医療機関で処方されるのは50mgまで)の3種類がありますが、100mgは体格の良い欧米人向けなので、小柄な日本人なら50mgを上限としておいた方が良いでしょう。
なお、通販サイトで100mgのバイアグラ錠を購入した方は、ピルカッターなどで1錠を分割して摂取量を50mgや25mgにしている方が多いようです。
1日1錠を服用し、次に服用するまでに少なくとも24時間は空けるようにしてください。
バイアグラは食事やアルコールの影響を非常に受けやすいので、必ず空腹時に服用してください。
食後なら2時間以上の間隔を空ければ問題なくバイアグラの成分を吸収できると言われています。
バイアグラの注意点
バイアグラは正しく飲めばとても安全なお薬なのですが、服用の注意点を守らずに服用すると効果が感じられなかったり、思わぬ事態に陥る危険があったりします。
バイアグラの副作用について
バイアグラは医薬品なので、やはり副作用はつきものです。
バイアグラの副作用には下記の症状が代表されます:
頭痛
バイアグラを服用すると起きやすい副作用のひとつが頭痛です。
バイアグラの有効成分には陰茎海綿体の血管を拡張させる働きがあるのですが、血管が拡張して神経が刺激されることで頭痛が起こりやすいと考えられています。
バイアグラを服用して性行為を行うと、その興奮から頭痛が悪化してしまうこともあるようです。
耐えがたい頭痛が起こってしまったら、ロキソニン錠といった抗炎症作用を持つ鎮痛剤を使用すると良いでしょう。
ただし、ロキソニン錠は胃の粘膜が荒れやすいので、胃が弱い方は胃薬を併用すると良いでしょう。
鼻づまり
鼻づまりもバイアグラを服用中によく起こる副作用で、ED治療薬によって起こる鼻づまりを薬剤性鼻閉と呼びます。
鼻の内腔の表面には多数の血管が走っており、特に下鼻甲介の海面静脈洞には密な血管網が取り巻いています。
そこがペニス周辺の血管同様、バイアグラの成分の影響で拡張して、それを取り巻く粘膜が水をすったスポンジのように拡張していき、その結果空気の通り道が狭くなって鼻がつまってしまうのです。
バイアグラ服用による鼻づまりは、基本的に時間経過とともに症状がなくなっていき、後遺症の心配もないとされています。
顔のほてり
バイアグラによって起こる顔のほてりは、血管拡張作用による局所温上昇によって起こるものです。
顔のほてりも時間経過とともに消失していくのであまり心配になる必要はありませんが、気になる方は1回の摂取量を減らすか、服用するタイミングを変えるなど工夫するとよいでしょう。
バイアグラの併用禁忌薬
バイアグラでは、一緒に服用してはいけない薬が存在します。
ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、塩酸アミオダロンなどがそれにあたります。
併用禁忌薬に指定されている薬を誤って併用してしまうと、重篤な副作用が起こって最悪の場合命を落とす危険性もあるので、持病などで服用している薬がある方は、バイアグラ服用前に併用しても問題ないか確認しておきましょう。
バイアグラジェネリック
バイアグラはファイザーが特許を取得して販売していましたが、2013年にその特許が満了を迎えたことで、インドなどの製薬会社がバイアグラのジェネリック医薬品を発売しました。
ジェネリック医薬品とは先発薬の特許が切れた後に販売される後発品のことで、有効成分は先発薬と同じで効き目もほぼ同等です。
ジェネリックのメリットは開発コストがかかっていないので、先発薬よりも安いということです。
現在、バイアグラジェネリックといえば「カマグラゴールド」というインドで発売されたED治療薬が人気を呼んでいますが、他にもゼリータイプのものや舌で溶かして服用するフィルムタイプのものなどがあります。
なお、最近では日本の製薬会社が開発したバイアグラジェネリックを処方しているクリニックもあり、ジェネリックでも国産の方が良いという方に適しています。
日本の製薬会社でもバイアグラジェネリックを販売しているところがあり、国産のジェネリックを処方しているクリニックもあるようです。
EDとは
EDとは“Erectile Dysfunction”の略語で、日本語では勃起不全あるいは勃起障害と訳されています。
勃起不全や勃起障害と訊くと、勃起が完全に起こらないというイメージを持つ人が多いかもしれませんが、実はそういうわけではありません。
EDでは勃起が起こらないことはもちろん、勃起しても続かない、ペニスの硬さが足りないなど症状があります。
専門的には、EDの定義は「性交時に十分な勃起やその維持ができずに、満足な性交が行えない状態」となっています。
かつては「インポテンス」という言葉が使われていたのですが、これには「不能」というニュアンスが含まれているため、1992年から「ED」と呼ばれるようになりました。
EDとひとくちでいっても原因はひとつではありません。
身体的な怪我や不調から発症するEDもあれば、過度のストレスや心配事といった心の不調で起こる場合もあるのです。
・器質性ED・・・病気やけがなど身体になんらかの問題があることで起こるED・心因性ED・・・心理的・精神的な要因で起こるED
・混合性ED・・・器質性EDと心因性EDが合わさったタイプ
バイアグラを使用した人たちの口コミ
バイアグラを実際に使用してみてどうだったのか、体験者の口コミを見てみましょう。
バイアグラに関するよくある質問
Q:糖尿病を患っている場合はバイアグラの使用はできますか?
A:バイアグラ糖尿病を患っているということは、服用しているお薬があると思われます。
バイアグラには併用が禁止されているお薬がいくつかあるので、服用前に必ず主治医に確認しましょう。
Q:妊娠中にラブグラを使用しても問題ありませんか。
A:女性用のバイアグラでは、妊娠中・授乳中の女性が服用することは禁止されています。
最近オランダで行われた実験では、胎児が正常に発育していない妊婦にバイアグラを投与して胎児を助けるという研究が行われていたのですが、その実験中に新生児11人が死亡してしまったそうです。
妊娠中にラブグラなどの女性用バイアグラを服用するとかなり危険ですので、お控えください。
Q:バイアグラの通販では偽物が出回っていると訊いたのですが。
A:ある調査によると、ネット上で販売されているED治療薬の約4割が偽造品だそうです。
偽造品は本物と一見見分けがつかないのですが、中国やタイの粗悪な環境の工場で作られており、なかには命をも危険にさらすような添加物が入っているものもあるようです。
偽物のバイアグラを買ってしまわないように、通販サイトを選ぶ際には信頼できるサイトかどうかを基準に選びましょう。
商品ページに第三者機関による鑑定書を掲載していたり、正規品保証制度を設けていたりしているサイトは安全だと言えます。